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2019.12.15

障子の話

こぼれ話

神社仏閣の障子の張替えは
現地で作業する事が多いです
沢山の障子が一切に張り替えられると、お堂の中がとても明るくなって気持ちがいいものです

張替えをしていると、観光客の方が覗いてこられる事もあります
珍しいのでしょう

最初に古い紙をめくる為に、刷毛で格子の部分に水を湿らせていきます
そして少し時間をおいてからめくりの作業にはいります

めくりながら拭きあげて、数時間乾かしておきます

風の強い日は立てかけてある障子が倒れる事もあるので、場所選びは慎重におこないます

乾いて綺麗になった障子に紙を貼っていくのです

障子張替えは障子掃除とセットなのです

障子は格子が折れてるというのはよくあり、その都度修復しながら張替えをしていますが、以前上部の小さい障子を張り替えた時に、紙をめくった途端バラバラになって、組み立てるのが大変だった事があります

老朽化した障子が紙の力で持ち耐えていたのでしょう
きちんと形にし、紙を貼り作業を終えたので、このあと何年も保ち続ける事でしょう

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