こぼれ話
神社仏閣の障子の張替えは
現地で作業する事が多いです
沢山の障子が一切に張り替えられると、お堂の中がとても明るくなって気持ちがいいものです
張替えをしていると、観光客の方が覗いてこられる事もあります
珍しいのでしょう
最初に古い紙をめくる為に、刷毛で格子の部分に水を湿らせていきます
そして少し時間をおいてからめくりの作業にはいります
めくりながら拭きあげて、数時間乾かしておきます
風の強い日は立てかけてある障子が倒れる事もあるので、場所選びは慎重におこないます
乾いて綺麗になった障子に紙を貼っていくのです
障子張替えは障子掃除とセットなのです
障子は格子が折れてるというのはよくあり、その都度修復しながら張替えをしていますが、以前上部の小さい障子を張り替えた時に、紙をめくった途端バラバラになって、組み立てるのが大変だった事があります
老朽化した障子が紙の力で持ち耐えていたのでしょう
きちんと形にし、紙を貼り作業を終えたので、このあと何年も保ち続ける事でしょう