1.表具店とは何?
表具店と聞いてもなんのお店かわからない人も多いと思います
私自身
畳店や建具屋と間違えられる事が何度もありました
畳店は畳を扱うお店なので表具店とは全く関わりはありませんが、建具屋さんはすこし関係があります
表具店というのは
主に何かを貼る仕事をしています
例えば襖ですが、下地の骨組みを作るのは建具屋さんです
襖の下地を使って襖に仕立てるのが表具やの仕事です
障子や衝立も同じです
表具店は襖のほかに、掛け軸や屏風、額装、壁装を手がけています
表具師は基本浮け貼という技術を使って作品を仕上げます
これは壁に和紙を貼るときや襖の張替えにも使います
浮け貼の特徴は
糊の上に薄い紙を敷く事で、下地に影響されずピンと貼ることができ綺麗に仕上がります
すこし手間はかかりますが、直貼りとの差がそこにあります
壁に和紙は金紙を貼るときには浮け貼が多く使われますが、ビニールクロスのように直貼で使う事もあります
場所や状況に応じていろんな貼り方ができる事が表具師の技術と言えます
表具店には襖だけを扱うお店や、表具(掛け軸など)だけを扱うお店もあります
きちんとフォローしてもらえ、嘘のない説明ができる信頼できるお店を見つけることが重要です